ハーブは「香り」で選ぶと、失敗しません ― 10種類の早見表
ハーブを選ぶとき、いちばん確実なのは「好きな香りから選ぶ」ことです。
理由は単純で、苦手な香りのお茶は続かないからです。どんなに考えて選んでも、飲まなければ意味がありません。
面談でも、わたしがいちばん重く見ているのはここです。
香りは、大きく4つに分かれます
よく使うものを、香りと味で分けました。
① すっきり・清涼
| ミント | いちばんはっきりした清涼感。好き嫌いが分かれます |
| レモングラス | レモンの香りだけれど酸っぱくない。クセが少ない |
| 月桃(サンニン) | 沖縄の植物。少しスパイシーな清涼感 |
日中や食後に合うと感じます。朝に飲む方も多いです。
② 甘く、やわらかい
| カモミール | りんごのような甘い香り。角がなく、合わせやすい |
| リンデン | 菩提樹の花。蜜のような、静かな香り |
| ラベンダー | 香りが強い。少量から試すのがおすすめ |
夜のほうが合うと感じる方が多いようです。
③ 酸味がある
| ローズヒップ | バラの実。しっかりした酸味。香りは控えめ |
| ハイビスカス | 鮮やかな赤。酸味が強い |
冷やしてもおいしいので、夏によく使います。
④ 香ばしい・土のような
| ルイボス | ほんのり甘く、クセが少ない。人を選びません |
| たんぽぽの根 | 焙煎すると、コーヒーに似た香ばしさ |
お茶らしい飲みごたえがほしい方に向きます。

選ぶときの順番
この順で決めると、迷いません。
- 苦手な香りを外す。ここが最優先です
- 飲む時間を決める。朝なのか、夜なのか
- その時間に合う系統から、ひとつ選ぶ
「合いそうなものを足す」のではなく、「合わないものを外す」ほうが失敗しません。
迷ったら、この2つから
カモミールか、ルイボス。どちらもクセが少なく、はじめの一杯として失敗しにくいものです。
ここを起点にすると、「自分はもっとすっきりが好き」「もっと甘いほうがいい」という方向が見えてきます。
ひとつだけ。カモミールはキク科の花です。ブタクサやヨモギでアレルギー症状が出たことのある方は、ルイボスかレモングラスから始めてください。
ブレンドすると、何が変わりますか
味に芯ができます。
ハーブティーは渋みが少ないので、単品だと「薄い」と感じる方がいます。そういうときは、酸味のあるもの(ローズヒップ・ハイビスカス)を少し足すと、味がまとまります。
基本は「主役1つ+脇役1〜2つ」です。主役を3つにすると、どれの香りかわからなくなります。
よくいただく質問
症状に合わせて選んだほうがいいですか
ハーブティーは食品です。何かを治すものではありません。ですので、まずは好きな香りで選んでいただくのがいちばんだと思っています。続けられることのほうが大事です。
好きな香りがわかりません
苦手な香りから考えてみてください。「これは嫌」のほうが、はっきりしていることが多いです。外していくと、残ったものが自分の好みです。
季節で変えたほうがいいですか
変えたくなったら変える、で十分です。わたしは夏に酸味のあるもの、冬にやわらかい香りを選ぶことが多いですが、決まりではありません。
この10種類以外にもありますか
たくさんあります。ここに挙げたのは、手に入りやすく、はじめの一杯に向くものです。慣れてきたら、ネトルやエルダーフラワーなども面白いと思います。
この記事を書いた人|大内千賀子(おおうち ちかこ)
沖縄県名護市。holis herb(ホリスハーブ)代表。ひとりずつお話を伺って、その方のためのハーブを調合しています。
- JAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定 ハーバルセラピスト
- ニールズヤード フラワーエッセンス認定講師
- ニールズヤード ハーバルアストロロジーアドバイザー
- アロマテラピーアドバイザー
