ピーターラビットのお母さんが出した、あの一杯
ピーターラビットの絵本を、覚えていますか。
いたずらをして、畑で追いかけられて、くたくたになって帰ってきたピーター。お母さんウサギは、その子を寝かせて、一杯のお茶を運びます。
あのお茶が、カモミールティーです。
世界でいちばん飲まれているハーブティー
カモミールは、ハーブティーといえばまずこれ、という草です。ヨーロッパでは「緑の薬箱」の定番として、どこの家にもありました。
和名はカミツレ。キク科の植物で、使うのは花の部分です。
日本にも、江戸時代にオランダやポルトガルから渡ってきています。
思っているより、ずっと昔から日本にある草です。
りんごのような香り、と言われます
カモミールという名前は、ギリシャ語の「大地のりんご」から来ているという説があります。
淹れてみると、たしかに青りんごのような、やわらかい甘い香りがします。味はほんのり甘くて、渋みがほとんどありません。
ミルクを足して、ミルクティーにする飲み方もおすすめです。やさしい味になって、夜に飲みやすくなります。
ひとつだけ、お伝えしたいこと
カモミールはキク科の植物です。
キク科の植物でアレルギーが出たことのある方は、お控えください。ブタクサやヨモギで反応が出る方も、同じキク科です。
妊娠中の方、お薬を飲んでいる方は、かかりつけの先生にご相談のうえでどうぞ。
絵本と同じことを、してみる
走り回った日の夜に、明かりを落として、カモミールを淹れる。
絵本のお母さんウサギがしていたことを、そのまま自分にしてみる。それだけの夜が、あってもいいと思うのです。
頑張りすぎる人は、休むのにも理由が要ります
ここが、頑張ってきた人の特徴だと思っています。
「なんとなく休む」ができません。理由がないと、休んでいることに罪悪感が出てしまう。
だから、理由を作ってしまえばいいのです。
- お湯を沸かすという用事を作る
- 3分蒸らすという待ち時間を作る
- 湯気を眺めるという、目の置き場所を作る
この3つで、5分になります。5分なら、疲れている日でもできました。
よくいただく質問
5分でも取れない日があります
取れない日は、取らなくて大丈夫です。できた日にできればいい、と思っています。毎日続けることが目的ではありません。
お茶でなくてもいいですか
白湯でもかまいません。大事なのは飲むものではなく、その5分そのものです。香りがあると時間に輪郭ができるので、わたしはハーブを使っています。
休むと、かえって疲れが出る気がします
それは自然なことだと思います。走っている間は気づかないだけで、止まると気づく。気づけたということなので、悪いことではありません。
何から始めればいいですか
手帳に「お茶」と書くところからで十分です。買い物より先に、予定を作ってください。
この記事を書いた人|大内千賀子(おおうち ちかこ)
沖縄県名護市。holis herb(ホリスハーブ)代表。ひとりずつお話を伺って、その方のためのハーブを調合しています。
- JAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定 ハーバルセラピスト
- ニールズヤード フラワーエッセンス認定講師
- ニールズヤード ハーバルアストロロジーアドバイザー
- アロマテラピーアドバイザー
