夜、なかなか寝つけない日に ― わたしがしている5分のこと

布団に入ったのに、頭が動いている。
明日の段取り、言いそびれたこと、返していないメッセージ。目を閉じているのに、頭のなかだけが起きている。そんな夜があります。
holis herb(ホリスハーブ)の大内千賀子です。沖縄・やんばるで、ひとりずつのためのハーブを調合しています。
今日は、わたし自身がそういう夜にしている5分のことをお話しします。眠れるようになる方法ではありません。そういうものは、わたしにはお伝えできません。ただ、頭が動いたまま布団に入るのをやめるための5分の話です。
以前のわたしは、どんな夜を過ごしていたか
フレンチレストランで働いていたころ、朝8時から夜9時まで仕事に追われていました。通勤は車で往復2時間。家に帰って、寝るのは深夜0時。起きるのは朝6時です。
眠る時間は6時間ありました。数字だけ見れば足りているように見えます。でも、まったく足りていませんでした。
いま思えば理由ははっきりしています。仕事のことを考えたまま布団に入っていたからです。体だけ横になって、頭は仕事場にいる。それでは休んだことになりません。
やめたこと、はじめたこと
いろいろ試しましたが、続いたのはひとつだけでした。
布団に入る前に、5分だけ、お湯を沸かす時間を作ることです。
やることは3つだけです。
1|お湯を沸かす
ケトルでも鍋でもかまいません。この「待っている1〜2分」がいちばん大事です。沸くのを待つあいだ、することがありません。何もしない時間が強制的に生まれます。
2|カップに注いで、ふたをする
ハーブでも、白湯でもかまいません。お皿を一枚のせるだけで、香りが逃げません。
3|3分、湯気を眺める
スマホは別の部屋に置いてください。ここがいちばん難しいところです。
湯気は、見ていると案外おもしろいものです。立ちのぼり方が一定ではなく、途中で揺れて、消える。それを見ているあいだ、頭のなかの言葉が少し減ります。
なぜ5分なのか
5分なら、疲れていてもできるからです。
30分のストレッチも、日記を書くことも、わたしは続きませんでした。疲れている日ほどできない。そして、いちばん必要なのは疲れている日です。
お湯を沸かして、湯気を見る。これなら、どんなに疲れていてもできました。
そのとき何を飲んでいるか
決めていません。その日の気分で選びます。
香りがやわらかいものが多いです。カモミールは4000年ちかく前から人のそばにあった花で、リンゴのような甘い香りがします。リンデンは菩提樹の花で、ほのかに蜜のような香りがします。
ただ、飲むものより、お湯を沸かした時間のほうが大事だと思っています。
ひとつだけ。カモミールはキク科の花です。ブタクサやヨモギでアレルギーが出たことのある方は、別のものを選んでください。
よくいただく質問
寝る直前にお茶を飲むと、夜中に目が覚めませんか
気になる方は、量を減らしてください。半分の量でも、湯気を眺める時間は同じだけ作れます。
カフェインは入っていますか
ハーブティーの多くはカフェインを含みません。ただし紅茶や緑茶をブレンドしたものには入っています。夜に飲むなら、パッケージで確認してください。
毎日続けないと意味がないですか
いいえ。できた日にできればいいと思っています。続けられなかった日を数えると、それ自体が疲れになります。
この記事を書いた人|大内千賀子(おおうち ちかこ)
沖縄県名護市。holis herb(ホリスハーブ)代表。ひとりずつお話を伺って、その方のためのハーブを調合しています。
- JAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定 ハーバルセラピスト
- ニールズヤード フラワーエッセンス認定講師
- ニールズヤード ハーバルアストロロジーアドバイザー
- アロマテラピーアドバイザー
